警察と笠間市教育委員会が岩間中学校で開いた講演会には、全校生徒と教職員のあわせておよそ330人が参加しました。
講師を務めた笠間警察署生活安全課の信太孝弘課長は、若者が「闇バイト」に関わってしまう事例として
▽求人サイトで犯行グループが「高額報酬」などとうたい勧誘してくるケースや
▽先輩や友だちに誘われて断れないケースがあることを紹介していました。
そして「闇バイト」に関わると個人情報を要求されたり「家族を襲う」などと脅迫されたりして逃げ場がなくなってしまうことがあり、「闇バイト」には絶対に応募しないよう呼びかけました。
その上で、もし応募してしまった場合は、犯行グループから脅されていたとしても警察が保護するので相談するよう訴えていました。
中学3年の女子生徒は「中学生でも『闇バイト』に関わってしまう可能性があることを知りました。『闇バイト』は危険だと改めて思ったので、気をつけていきたいです」と話していました。
講師を務めた信太課長は「『闇バイト』は犯罪につながり、最終的には組織の捨て駒になるおそれがあるため、自分にメリットはないということを覚えていてほしい。親しい知人や先輩から紹介されたとしても『だめなものはだめ』という強い気持ちを持って断ってもらいたい」と話していました。
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