「現代の名工」に選ばれた造幣局技能職員の植田晃之さん。後方は「マシニングセンタ」=大阪市北区

 厚生労働省は8日、工業や建築、調理など各分野で卓越した技能を持つ138人を、2024年度の「現代の名工」に選んだと発表した。11日に東京都内のホテルで表彰式を行う。1967年度から始まり、今回が58回目。表彰者は本年度を含め7234人となった。

 24年度に選ばれたのは、硬貨の角度によって文字が見え隠れする「潜像加工」に必要な優れた微細加工技術を持つ造幣局(大阪)の実験工、植田晃之さん(60)や、皇室にも出前された江戸前そばの代表格で堀井家を伝承するそば職人、堀井良教さん(63)ら。

 138人は都道府県や業界団体が推薦した人の中から決めた。

「現代の名工」に選ばれた江戸前そば職人の堀井良教さん=東京都港区

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