2018年5月、和歌山県田辺市の会社社長、野崎幸助さん(当時77)が自宅で急性覚醒剤中毒で死亡したことをめぐっては、元妻の須藤早貴被告(28)が覚醒剤を摂取させて殺害したとして、殺人などの罪に問われています。
これまでの裁判で被告は「私は社長を殺していないし、覚醒剤を摂取させていません」と無罪を主張しています。
8日から和歌山地方裁判所で被告人質問が始まり、午前中は弁護側が野崎さんが死亡する半年ほど前の2017年12月に2人が知り合ったいきさつなどについて質問しました。
この中で被告は、知人の紹介で和歌山県内で初めて野崎さんに会った時の状況について「100万円を渡されてラッキーと思い、うまくつきあっていこうと思った。野埼さんからは『結婚してください』とも言われたが、この時点では冗談だと思い真に受けていなかった」と述べました。
ただ、その後も繰り返し結婚するように求められ、同居しないことなどを条件に結婚することにしたと説明しました。
被告人質問は8日を含めて3日間行われる予定で、今月11日には検察側の質問が行われます。
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