オリンパスのシュテファン・カウフマン前最高経営責任者(CEO)にコカインなどの違法薬物を譲り渡したとして、警視庁薬物銃器対策課は8日までに、自称カメラマンの金子高明容疑者(44)を麻薬特例法違反の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。

逮捕容疑は2022年9月ごろ以降、違法薬物のコカインやMDMAを複数回にわたりカウフマン前CEOに譲り渡した疑い。同課はカウフマン前CEOについても任意で事情を聴いている。

オリンパスはカウフマン前CEOが違法薬物を購入していたとの通報を受け、警視庁に相談し内部調査を実施。同社の行動規範に相いれない行為をしていた可能性が高いと判断して取締役会が辞任を要求し、10月28日に前CEOの辞任を発表した。

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