3年前、静岡県熱海市で起きた土石流では、崩れた盛り土が被害を拡大させたとされていて、国は去年、盛り土の規制を強化しました。

こうした中、都は7日、多摩地域の日の出町で、警察や地元の自治体と合同で、危険な盛り土が行われるおそれのある場所のパトロールを行いました。

町役場から程近い山林では、町の担当者が「市街地から近く、夜間は交通量が減ることから、この場所には過去に不法に残土が捨てられたことがある」と説明し、今後も警戒していくことを確認しました。

都は、今後、ほかの自治体でもパトロールを行うほか、専用の投稿フォームから通報も受け付けるなどして対策を強化することにしています。

東京都都市整備局開発指導・盛土対策担当課長の阿部茂課長は「不適正な盛り土による事故や災害を防ぎ、都民の安全を守るため、今後もさまざまな対策を行っていきたい」と話していました。

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