首都圏で相次ぐ一連の強盗事件では、闇バイトに加わり実行役などとして逮捕された複数の容疑者が、「指示役に個人情報を知られ、脅されていた」という趣旨の供述をしています。

全国の警察は、「個人情報をたてに指示役などに脅迫されても必ず保護する」として犯罪に加担しないよう呼びかけていますが、闇バイトに応募した人やその家族から実際に相談が寄せられ、警察が本人や家族の保護に乗り出したケースが、岩手県内で10月中旬以降、数件あったことが岩手県警察本部への取材でわかりました。

具体的には、「闇バイトに応募してしまい、犯罪を強いられた」とか、「個人情報をたてに、従わなければ家族に危害を加えると脅された」という内容で、いずれの相談者も犯罪に加担していないということです。

相談を受けて警察は、自宅周辺のパトロールを強化したり、通報があればすぐに駆けつけられる態勢を整えたりするといった対応をとったということです。

岩手県警察本部は、闇バイトに応募してしまった場合は速やかに相談するよう呼びかけるとともに、ホームページで闇バイトの募集の具体的な手口を公開し、「楽で簡単、高額な報酬」などの文言を強調する求人には応募しないでほしいとしています。

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