岐阜市にある陸上自衛隊の「日野基本射撃場」では去年6月、実弾射撃の訓練中に当時の自衛官候補生が小銃を発砲し隊員2人が死亡、1人が重傷を負いました。
事件のあと自衛隊はこの射撃場での訓練を中止し、去年11月に一度再開したものの、再開の初日に隊員が報道陣に中指を立てる行為をしたとして再び中止していました。
その後、隊員に対し、改めて武器を取り扱っていることの重要性などについて教育を行ってきたことに加え訓練再開への態勢が整ったということで、陸上自衛隊は1日、今月中旬以降に訓練を再開する予定だと発表しました。
周辺の自治会には1日から訓練再開の方針を伝えることにしていて、自衛隊は「周辺の住民が不安に思うことのないよう、厳正な規律を保持し安全管理を徹底する」としています。
事件をめぐっては当時、18歳で自衛官候補生だった被告が強盗殺人などの罪で起訴されたほか、自衛隊が先月に調査報告書を公表し、教育の徹底や訓練要領の見直しを行うなどとしています。
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