マイコプラズマ肺炎は子どもに多い細菌性の感染症で、飛まつや接触で広がり、感染すると発熱や全身のけん怠感、頭痛、せきといった症状が見られます。

中でもせきは1週間以上続くことがあるほか、一部の人は肺炎が重症化したり衰弱したりして入院するケースもあります。

国立感染症研究所のまとめによりますと、先月までの1週間に全国およそ500か所の医療機関から報告された患者の数は9週連続で増加し、1医療機関当たり2.49人と、1999年に現在の方法で統計を取り始めてから最も多くなりました。

過去最多を更新するのは5週連続です。

都道府県別でみますと、最も多いのが▽愛知県で5.4人、次いで▽福井県で5.33人、▽青森県で5人となっているほか、▽東京都で4.84人、▽大阪府で3.11人などとなっています。

患者の増加が続く中、日本呼吸器学会などはマスクの着用や換気といった基本的な感染対策を徹底することや、せきなどの症状があって周囲に同じような症状の人がいる場合は医療機関を受診することなどを呼びかけています。

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