富士山のふもとの河口湖に浮かぶ島の周囲の水位が下がり、湖岸と地続きの状態になっている。山梨県富士・東部建設事務所吉田支所によると、湖としては、基準となる水位より3メートルほど低い状態で、昨秋以降の少雨が原因とみられるという。同支所は大雨が連続して降らない限り、地続きの状態は続くとみている。
地続きとなったのは、地元の富士河口湖町の指定文化財「六角堂」がある島。最寄りの湖岸からは150メートルほど離れているが、水位が下がって湖底を歩けるようになった。同町によると、この島には桟橋がなく、島に渡れるのは地続きのときだけ。4月30日午後に現地を訪れると、写真を撮る観光客らの姿が見られた。
同支所によると、こうした状況は近年、数年おきに起きてきた。2022年以降は毎年続いている。過去には水の少なさから、夏に開催されるイベントに影響したこともあったという。(棟形祐水)
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