文化庁によりますと、ユネスコの評価機関は日本時間の5日朝、日本が提案していた「伝統的酒造り」について無形文化遺産に登録することがふさわしいとする勧告をまとめ、発表したということです。

500年以上前に原型が確立した日本の「伝統的酒造り」は、米や麦などを蒸す、こうじを作る、もろみを発酵させるなどの伝統的に培われてきた技術が各地の風土に応じて発展し、自然や気候と深く結び付きながら伝承されてきました。

こうした技術で製造される酒は儀式や祭礼行事などにも使われ、日本文化で不可欠な役割を果たしてきたとされています。

文化庁によりますと、来月2日からパラグアイで開かれる政府間委員会で無形文化遺産への登録が正式に決まります。

無形文化遺産には、国内では「能楽」や「和食」、おととし加わった「風流踊」など22件が登録されていて、現在は「書道」が提案されています。

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