首都圏で相次ぐ強盗事件のうち、埼玉県所沢市で10月に発生した事件で、「リクルーター」役になり実行役を集めたとして、強盗致傷などの疑いで逮捕された愛知県知多市の会社員、名倉優也容疑者(31)が「闇バイトに応募し、指示役に個人情報を握られていた」との趣旨の供述をしていることが3日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、名倉容疑者は「金に困ってやった。所沢の強盗事件で逮捕された人たちに仕事を紹介した」と容疑を認めている。SNS(交流サイト)に「ホワイト案件」などと書き込み、実行役を募集していたとみられる。埼玉県警は3日、名倉容疑者を送検した。
県警によると、事件は10月1日未明、所沢市の住宅で発生。前橋市の飲食店店長、海藤貴志被告(43)=強盗致傷罪などで起訴=ら実行役3人が住宅に侵入、80代夫妻を粘着テープで縛り、刃物で切り付け、約16万円などを奪った。〔共同〕
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