10月に埼玉県所沢市で起きた強盗致傷事件を巡り、埼玉県警や警視庁などの合同捜査本部は2日、実行役を集めたとして、住居侵入と強盗致傷の疑いで愛知県知多市の会社員名倉優也容疑者（31）を逮捕した。実行役を勧誘するリクルーター役とみられる容疑者の逮捕は初めて。 　捜査関係者によると、「人を紹介する仕事をした。金に困ってやった。所沢の強盗事件で逮捕された人たちを紹介した」と容疑を認め、報酬を受け取ったと供述しているという。 　名倉容疑者は、交流サイト（SNS）で「ホワイト案件」などの文言で闇バイトを募集。応募してきた佐藤聖峻（きよたか）被告（25）＝同罪で起訴＝ら3人を秘匿性の高いアプリで強盗に勧誘し、現場の所沢市付近に誘導したとみられる。 　逮捕容疑では、実行役3人を通信アプリで勧誘し、10月1日午前2時10分ごろ、所沢市の住宅に侵入させ、80代夫婦を粘着テープで縛った上、夫の腕に刃物でけがを負わせるなどし、現金約16万円などを奪ったとされる。 

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