能登半島地震で被災した石川県七尾市の和倉温泉にある温泉旅館「日本の宿 のと楽」が1日、10カ月ぶりに一般客の宿泊受け入れを再開した。修繕が完了した1棟で受け入れる部分的な再開で、敷地内の施設や設備は復旧途上にある。当面は、復興支援業者やボランティアらを中心に受け入れを想定している。

 のと楽は元日の地震で建物損壊のほか、貯水タンクや配管、ボイラーなどが損傷。3棟計約170室で受け入れを休止せざるを得なくなった。

 修理業者や資材の確保に時間を要したが、被害が比較的小さかった別館1棟(35室)の修繕が完了し、先行して営業を再開した。建物内にある温泉を引いている浴場も、使用可能だ。

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