津市のデパートでは、30日から1階の食品売り場の一角におせち料理の予約コーナーが設けられ、三重県内をはじめ、全国の料亭などが手がける100余りの商品のサンプルや写真が並んでいます。

ことしは、1月の能登半島地震や9月の豪雨災害の被害を受けた石川県能登地方などの被災地を応援しようと、七尾市の和倉温泉の旅館のおせちのほか、ホタルイカなど北陸の味を詰め合わせた商品を新たにラインナップに加えていて、デパートでは、収益の一部を被災地に寄付することにしています。

また、物価高の影響で、一部の商品の販売価格は去年に比べて3%から5%ほど高くなったものの、多くの商品は容器を工夫するなどしてコストカットを行い、価格を据え置いているということです。

デパート「松菱」の川合正 営業本部長は「今回の正月休みは最大9連休となり、家族が集まっておせちを囲む機会も増えると思います。能登のおいしい食材を使ったおせちを食べて能登地方に気持ちを寄せてもらいたい」と話していました。

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