NHKの関連団体、「NHKアート」で番組の美術業務を担当していた40代の管理職は、ことしまでの7年間に会社の経費で私的な物品の購入を繰り返していたということです。

また、業務で使用した工具やバッテリーなどの物品の一部を自宅に持ち帰るなどしていたということです。

本人から不正の申告を受けて社内で調査した結果、私的な物品の購入は70件で、総額およそ209万円に上り、本人に弁済させたほか、持ち帰った物品は返却させるとしています。

NHKアートは、この管理職を30日付けで諭旨解雇にしたほか、上司の部長と担当部長をそれぞれ減給の懲戒処分としました。

またNHKの担当理事が代表取締役ら3人を厳重注意し、3人は報酬の一部を自主返納するとしています。

NHKアートは、「社員としてあるまじき行為であり、深くおわびいたします。社内のチェック体制を再構築、強化し、再発防止に向けた全社的な取り組みを徹底してまいります」とコメントしています。

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