2015年3月、佐久市で横断歩道を渡っていた中学3年生の和田樹生さん(当時15)が車にはねられて死亡しました。

車を運転していた51歳の男性は、過失運転致死の罪で執行猶予のついた有罪判決を受け、確定したあとすぐに救護措置をとらなかったなどとしてひき逃げの罪に問われました。

2審の東京高等裁判所は去年「男性は事故直後に被害者を探し、その後コンビニで口臭防止の用品を買ってから1分余りで現場に戻り、被害者に人工呼吸などをしている。直ちに救護措置を行わなかったとは言えない」などとして、1審の懲役6か月の実刑判決を取り消して無罪を言い渡しました。

これについて検察が上告していましたが、最高裁判所第2小法廷の岡村和美裁判長はことし12月13日に双方から話を聞く弁論を開くことを決めました。

判決を変更するのに必要な弁論を開くため、2審の判断が見直される可能性があります。

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