小学1年の男児（6）に暴行してけがをさせたとして、茨城県警は30日、いずれも筑西市の運転代行会社役員の父親（46）と母親（36）を傷害容疑で逮捕し、発表した。父親は容疑を否認し、母親は認めているという。

　県警などによると、父親が8月23日午前10時半から午後1時半までの間、自宅で男児の首をつかんでタンスに打ち付け、母親がその直後、男児のふくらはぎを金づちで複数回たたき、男児に頭や両足に打撲など2週間のけがを負わせた疑いがある。

　近隣住民から「物を投げる音や子どもの泣き声がする」と110番通報があり、駆けつけた警察官が男児を保護した。

　男児は母親の連れ子。県警や地元の児童相談所には昨年6月以降、「両親が男児の前でけんかをした」「両親が男児に暴言を吐いた」といった通報が3件寄せられていたという。

　県警は日常的に男児への虐待があった可能性もあるとみて調べている。（古庄暢、原田悠自）

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