宝飾ブランド「クロムハーツ」の偽物のパーカを輸入しようとしたとして、東京税関はギニア国籍で衣料品販売店経営のディアロ・アブドラハマン容疑者(52)=東京都北区=を関税法違反(輸入禁止貨物の輸入未遂)の疑いで東京地検に告発し、30日に発表した。「安いお金で仕入れているので、コピー商品という認識はあった」と容疑を認めているという。

 税関によると、ディアロ容疑者は何者かと共謀して昨年10月7日、クロムハーツの偽のパーカなど96着を中国から原宿・竹下通りで経営する衣料品販売店「WESTBOY71」(渋谷区)宛てに送り、輸入しようとした疑いがある。税関職員が発見した。

 店などからは偽の衣料品など約千点が見つかった。税関は、ディアロ容疑者が昨年1年間で約1千万円を売り上げたとみている。ディアロ容疑者は人気ブランド「ステューシー」の偽のパーカを販売目的で所持したとして警視庁に逮捕され、商標法違反罪で起訴されている。(三井新)

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