探査機の向きを計測する装置で撮影した月面(JAXA提供)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は30日、月面着陸をした探査機「SLIM(スリム)」が29日に休眠状態に入ったと発表した。着陸地点が日没を迎えたため。太陽光発電の再開が見込める5月中旬から下旬に再稼働を試みる。4回目の「越夜」挑戦となる。 スリムは1月20日に月面着陸した。設計上は過酷な夜を耐え抜くことを想定していない。だが予定した活動を終えた後も休眠と復旧を繰り返し、3回の越夜に成功。どこまで耐えられるか分かれば、今後の月探査に向けて知見を蓄積できる。 星の並び具合から探査機の向きを計測する装置を使い撮影した、月面の画像も公開した。
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