厚生労働省は29日、現行の健康保険証が12月に廃止(新規発行停止)となるのを前に、マイナンバーカードに保険証機能を持たせた「マイナ保険証」の利用登録を装って個人情報を聞き出そうとする不審電話を1件確認したと発表した。被害に遭わないよう注意を呼びかけている。  不審電話は8月、厚労省職員をかたってマイナ保険証の利用登録をすると偽り、音声案内に従ってマイナンバーなどを答えさせようとする内容だったという。電話を受けた人が不審に思って答えず、地方厚生局に相談して発覚した。  厚労省の担当者は「職員が電話の音声案内やショートメッセージで登録を求めることは一切ない」としている。


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