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 政府は29日、2024年版自殺対策白書を閣議決定した。23年の小中高生の自殺は513人で、過去最多だった前年514人と同水準。22~23年の事例で自殺未遂歴があった子を分析すると、自殺から過去1年以内の未遂が過半数を占めた。特に、小学生と高校生の女子では未遂から1カ月以内の自殺者が目立った。厚労省担当者は「身近な大人が子どもの微妙なサインに気付き、不安や悩みに耳を傾けることが重要だ」と話す。

 09~21年の事例の原因・動機分析では、小学生は「家庭問題」の割合が高く、叱責や親子関係の不和がみられた。

 23年の全体の自殺者数は2万1837人で、前年比で44人減少した。

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