国立極地研究所の江尻省准教授

 政府の南極地域観測統合推進本部は28日、来年南極に向かう第67次観測隊の隊長を北海道大低温科学研究所の青木茂教授(58)に決めた。副隊長(兼越冬隊長)は国立極地研究所の江尻省准教授(51)で、女性が越冬隊長に選ばれるのは初。

 青木氏は第61次隊でも隊長を務めるなど、観測隊に過去4回参加した。専門は海洋物理学。江尻氏は、過去に2回参加経験がある。

 一方、12月5日に日本を出発する第66次隊は新たに2人が追加され89人編成となった。オーストラリアで南極観測船しらせに乗船し昭和基地に向かう。基地接岸は来年1月2日の予定。夏隊は2月に帰国し、越冬隊は再来年2月ごろまで滞在する。

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