10月27日投開票の第50回衆院選は28日未明に、全議席が確定。内訳は自民党191、公明党24、立憲民主党148、日本維新の会38、国民民主党28、れいわ新選組9、共産党8、社民党1、参政党3、保守党3、無所属12。
自民党の派閥裏金事件を受けて、「政治とカネ」が問題が争点となるなか、共産党機関誌「しんぶん赤旗」が23日、自民党が非公認とした候補がいる支部に2000万円の資金を提供していたことを報じた。自民党は「党勢拡大のための活動費」と釈明したものの、裏金事件の「けじめ」を付けられない党の体質が改めて浮き彫りとなり、終盤情勢に影響。自公連立与党は公示前の288議席から大きく減らし215となり、過半数の233を割り込んだ。
“裏公認” を暴いた共産党は議席を2つ減らしたものの、立憲民主党は98議席からの大幅増、国民民主党は議席を4倍に増やすなど、野党は勢力を拡大した。
衆院選小選挙区の投票率は53%前後になる見通し。前回2021年の55.93%を下回るが、戦後最低だった14年の52.66%を辛うじて上回る。女性の当選者は73人で、過去最多になった。
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