東京 台東区の元会社役員、細谷健一容疑者(43)と妻の細谷志保容疑者(38)は、有害な化学物質「エチレングリコール」を摂取させ、去年3月に次女の美輝ちゃん(4)を、6年前の2018年4月に健一容疑者の姉を、それぞれ殺害した疑いで逮捕されていましたが、警視庁は、父親の勇さん(73)にも同じ物質を摂取させ殺害したとして再逮捕し、27日、検察庁に送りました。

調べに対し、いずれも黙秘しているということです。

勇さんは入院中だった2018年6月に死亡しましたが、これまでの調べで、夫婦のLINEのやりとりなどから、差し入れなどで飲食物に化学物質を混ぜた疑いがあることが分かっています。

さらに、警視庁が容疑者夫婦のスマートフォンを解析した結果、前の年の2017年8月から通販サイトで複数回、エチレングリコールを購入した履歴が残っていたということです。

警視庁は、入院中の父親に対し、10か月ほど前から繰り返し摂取させて殺害した疑いがあるとみてさらに調べています。

一方、同じ年に亡くなった母親の八惠子さん(68)についても、死亡した状況に不審な点があるとして、関連を捜査することにしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。