東京都千代田区の自民党本部と首相官邸が襲撃された事件で、警視庁公安部は26日、首相官邸前で実況見分し、当時の状況を調べた。公務執行妨害容疑で現行犯逮捕された臼田敦伸容疑者(49)が事件前、現場近くのコインパーキングに車を止め、数時間待機していたことも捜査関係者への取材で分かった。
事件は19日早朝に発生した。公安部や捜査関係者によると、容疑者は自民党本部前で車から降り、高圧洗浄機のようなもので液体を噴射。クマ撃退用のスプレーもまいたとみられる。火炎瓶のようなものも5本ほど投げた。
その後、約600メートル離れた首相官邸前の防護柵に突入し、午前5時52分ごろに確保された。車にはガソリンの入ったポリタンクが複数積まれており、引火させようとした疑いがある。〔共同〕
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。