高松市は25日、市職員の立場を悪用して交際相手の知人らの個人情報を不正に入手し、誹謗(ひぼう)中傷する手紙を送ったとして、総務局の女性主事(29)を停職6カ月の懲戒処分にし、発表した。
市によると、主事は財政局で勤務していた2021年9月ごろから、税務システムや住民記録システムを不正閲覧し、当時交際していた男性の知人女性の勤務先などの情報を入手。23年10月までに、女性を誹謗中傷する内容の手紙を計9回送った。不正に入手したのは交際相手の知人女性の家族や知人を含む計5人分の情報で、市の聞き取りに対し「男性に近づいてほしくないという気持ちから、嫌がらせの手紙を送った」と話したという。
市などによると、主事は高松市個人情報保護条例違反と名誉毀損(きそん)の罪で、高松簡裁から9月26日付で罰金50万円の略式命令を受けた。(内海日和)
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