石川県は25日、9月に能登北部を襲った豪雨による死者が1人増えて15人になったと発表した。行方不明者は1人からゼロになった。

 奥能登広域圏事務組合消防本部などによると、能登町鈴ケ嶺(すずがみね)の久田川(きゅうでんがわ)で24日午後7時半ごろ、土砂の中から1人の遺体が見つかった。関係者によると、豪雨で行方不明となっていた輪島市の中山美紀さん(当時31)だと確認されたという。

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 遺体が見つかった場所から約570メートル上流で先月、中山さんの車が見つかっていた。車は右のタイヤが側溝にはまっており、家族によると、ドライブレコーダーに中山さんが助手席側から車外に出る様子が映っていたという。(椎木慎太郎)

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