政府は25日、2024年度の文化勲章を漫画家のちばてつや氏(85)=本名千葉徹弥、チェロ奏者の堤剛氏(82)、環境リスク管理学の中西準子氏(86)ら7人に贈ると決めた。漫画家が選ばれるのは初めて。

文化功労者には俳優の草笛光子氏(91)=本名栗田光子、文楽の吉田和生氏(77)=本名荻野恒利=ら20人を選出。女性は6人で、過去最多となった。

文化勲章の親授式は11月3日に皇居で、文化功労者の顕彰式は同5日に東京都内のホテルで行われる。

文化勲章を受けるのは他に、商法学の江頭憲治郎氏(77)、詩・俳句・短歌の高橋睦郎氏(86)、日本画の田渕俊夫氏(83)、細胞分子生物学の広川信隆氏(78)。

他の文化功労者は、スポーツ振興の青木功(82)▽免疫学の稲葉カヨ(74)▽スポーツ振興の金子正子(80)▽応用物理学の河田聡(73)▽生物環境学の古在豊樹(81)▽日本中世史の五味文彦(78)▽作曲・評論(音楽)の近藤譲(76)=本名近藤讓▽労働法学の菅野和夫(81)▽陶芸の鈴木蔵(89)▽建築の妹島和世(67)▽書の高木聖雨(75)=本名高木茂行▽日本近世史の田代和生(78)▽自然言語処理・人工知能の辻井潤一(75)▽日本画の那波多目功一(90)▽世界史・グローバルヒストリーの羽田正(71)▽声楽の藤村実穂子(58)▽俳句の矢島渚男(89)=本名矢島薫▽評論(演劇)の渡辺保(88)=本名渡邊邦夫の各氏。

ちばてつや氏(文部科学省提供)

草笛光子氏(文部科学省提供)

堤剛氏(C)鍋島徳恭

中西準子氏(文部科学省提供)

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