68人が死亡、4805人が負傷した新潟県中越地震は23日、発生から20年を迎えた。被害の大きかった同県長岡市で追悼式典が開かれ、参列者が献花や黙とうなどで犠牲者の冥福を祈った。

式典には磯田達伸市長や地元住民ら約100人が参列、献花台に花を手向けた。磯田市長は「この20年間で学んだこと、記憶を次の世代に引き継いでいくことが大切。思いを語り継ぎながら、あすからの大きな活力につなげていきたい」と話した。

大規模な土砂災害や道路の損壊などで全村避難を余儀なくされた旧山古志村(現同市)では、地震発生時刻の午後5時56分に黙とうをささげた。

約2200個のキャンドルがともされた式典会場=23日午後、新潟県長岡市山古志

追悼式典で献花する磯田達伸市長(右から2人目)ら=23日午後、新潟県長岡市

新潟県中越地震の発生時刻に合わせて黙とうする住民ら=23日午後、新潟県長岡市山古志

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