ことし8月以降、首都圏で相次いでいる「闇バイト」を使った一連の事件では、これまでに「実行役」や「見張り役」、現金の「回収役」など30人以上が逮捕されています。

捜査関係者への取材で、逮捕された容疑者の供述などから実際に使われたSNSでの闇バイトの募集内容が明らかになりました。

▼「即日払いのバイトがあります」や
▼「ホワイトな高額案件あります」など、
具体的な内容が書かれていないものがあった一方
▼「深夜に人を運んでください。報酬5万円」とか、
▼「報酬35万円。資金調達。会社の持ち逃げされた金を回収する仕事」、
▼「運びの仕事があります。最低5万円から」、
▼「引っ越し。即日払い10万円」、
▼「高額案件。タクシー業務。書類運搬受け取り。日給5万円から」など、車での運搬や現金回収の仕事を装って募集するケースがあったということです。

実行役らメンバーを集める「リクルーター役」がいるとみられ、いずれも高額の報酬を提示していましたが、ほとんどの容疑者は受け取っていないということです。

警察当局は具体的な内容を明らかにせずに高額の報酬を約束したり、秘匿性の高い通信アプリでやりとりするよう求めたりするなど、不審な求人情報には応募しないよう呼びかけています。

闇バイトが実行役の一連の強盗事件 共通点は?身を守るには?

首都圏で相次いでいる闇バイトを実行役にした一連の事件について、警視庁と、埼玉、千葉、神奈川の3県の警察本部は18日、合同捜査本部を設置しました。これまでの事件についてまとめました。

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