日本原燃は22日、青森県六ケ所村のウラン濃縮工場で放射性物質を含む水が漏れた7月のトラブルについて、原因は配管弁のゴムの経年劣化だったと発表した。メーカーは10年での交換を推奨していたが、工場が完成した1991年から使っており、分解点検を一度も実施していなかった。  原燃によると、漏れたのは廃水処理工程の配管を通る水約1・5リットル。配管の流量を調整する弁のゴム部分が劣化して硬くなり、隙間ができて水が漏れたとみられる。周辺環境への影響はなかった。  2018年の点検時には変形や腐食が見られなかったため分解や交換は見送り、28年までに順次済ませる計画だった。


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