この授業は、少子化が進む中で育児に触れる機会が少ないまま大人になる子どもが増えているとして、理解を深めてもらおうとベビー用品などを扱う企業が行っているものです。
22日は東京 江東区の私立「かえつ有明中学校」の3年生およそ120人がクラスごとに参加し、妊婦を体験できるジャケットを着用したり、ベビーカーを押したりしました。
その後のグループワークでは、「育児中の人が困っている場面を見かけたら何ができるか」というテーマで話し合い、「積極的に声をかける」とか「ベビーカーにはエレベーターを譲る」などの意見を出していました。
授業を受けた男子生徒は「大変なのはおなかの重さだけだと思っていましたが、妊婦ジャケットを着けると下が見えないし、寝るのも大変だと気付きました」と話していました。
授業を行った「ピジョン」の小野有紀さんは「まずは授業で興味や関心を持ってもらい、育児に困っている人にやさしい行動をとってほしい」と話していました。
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