首都圏で相次ぐ強盗のうち、千葉県市川市の住宅で女性が一時連れ去られ負傷した事件で、強盗致傷などの疑いで逮捕された高梨謙吾容疑者(21)が、前日に同県白井市の住宅であった強盗傷害事件への関与も認めていることが22日、捜査関係者への取材で分かった。

 二つの事件では、いずれも隣家からやや離れた住宅に暮らす、年配の母と娘が襲われた。県警は、容疑者が闇バイトに応募し、立て続けに強盗を指示されたとみて捜査。家族構成を踏まえて侵入先が選ばれた可能性もあるとみて調べる。

 県警や捜査関係者によると、白井市の事件は16日未明に発生。複数人が70代の母親と40代の娘にけがを負わせ、現金約20万円や軽乗用車を奪った。

 高梨容疑者は、白井市の現場から約11キロ離れた市川市の住宅で、何者かと共謀して17日未明に侵入し、母親の留守中に1人で寝ていた女性(50)を負傷させて軽乗用車や携帯電話を奪った疑いが持たれている。18日に神奈川県内の警察署に現れ、両事件への関与を申し出た。

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