両陛下は、午前11時半ごろ特別機で石川県の能登空港に到着し、午後、自衛隊のヘリコプターで穴水町に入られました。

能登半島地震の被災地訪問は、先月22日に輪島市と珠洲市で被災した人たちを見舞われて以来です。

穴水町では、20人が亡くなり6000棟余りの建物が被害を受けていて、両陛下は、倒壊した建物が残りほとんどの店舗が休業している町の中心部の商店街で吉村光輝町長から説明を受けられました。

続いて両陛下は、46人が避難生活を送っている近くの公共施設を訪ねられました。おふたりは、かがんで被災した人たちと同じ目の高さになって、「大変でしたね」とか「おけがはないですか」などとことばをかけられていました。

また、災害対応にあたった消防団長や医療関係者にも「寒い時期で大変でしたね」などとねぎらいのことばをかけられました。

そして、次の町に移動するため臨時ヘリポートになっている港の広場に向かわれました。

対岸の由比ヶ丘地区では、地震による土砂崩れで16人が亡くなっていて、両陛下は現場の方に向かって深く一礼されました。

このあと両陛下は、災害関連死の疑いを含め8人が亡くなり9000棟の建物が被害を受けた能登町に入り、避難所で被災した人たちを見舞われる予定です。

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