逮捕されたのは、住居・職業不詳の小林雄太容疑者(26)です。

警察庁などの合同捜査本部によりますと、小林容疑者は3年前、他人のクレジットカード情報をフリマアプリに入力して40回以上、買い物を繰り返し、フリマアプリの会社から、一時的な立て替え代金として合わせて275万円を引き出したとして、電子計算機使用詐欺の疑いが持たれています。

取引では、SNSで集めた「闇バイト」がうその情報を登録して出品者となり、高級ブランド品の売買が成立したように見せかけていました。

引き出した金の大半が小林容疑者に還流し、残りが闇バイトに報酬として分配されていたということです。

合同捜査本部は、小林容疑者を指示役とするグループが同様の手口でアプリやオークションサイトでの架空取引を900回以上繰り返し、合わせて1億円以上をだましとっていたとみています。

架空の出品を行った闇バイトなど、これまでに17人が検挙されていて、合同捜査本部がカード情報の入手経路など、実態解明を進めています。

調べに対し、小林容疑者は黙秘しているということです。

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