千葉商科大(千葉県市川市)の次期学長に元NHKキャスターで同大国際教養学部の宮崎緑教授が選ばれ、21日、東京都内で記者会見を開いた。大学近くにある同大付属高校を含めた7年一貫の教育を検討していることを明かし、「大局的な観点で世の中の動きを鋭敏にとらえて、社会の諸課題を高い倫理観で解決していける学生を育てたい。50年後も社会から信頼され、必要とされる大学でありつづける礎をつくっていきたい」と抱負を述べた。

 宮崎氏は、慶応義塾大大学院法学研究科の修士課程に在学中からNHK「ニュースセンター9時」のキャスターとして活躍。2000年に千葉商科大の助教授に就き、国際教養学部長などを務めた。また、元号「令和」の制定や皇位継承に関する政府の有識者会議のメンバーのほか、政府の衆院議員選挙区画定審議会メンバーや東京都教育委員なども務めてきた。

 学長の任期は25年4月1日から29年3月末まで。

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