上皇さまと笑顔を見せる上皇后美智子さま=4日、東京・元赤坂の赤坂御用地で(宮内庁提供)
上皇后美智子さまは20日、90歳の誕生日を迎えられた。今月6日に転倒、骨折した右大腿(だいたい)骨の手術後の経過は順調。赤坂御用地(東京・元赤坂)にある住まいの仙洞御所で、侍医や理学療法士と自力で歩行するためのリハビリを続けている。誕生日の関連行事は実施する方向で調整している。 側近によると、上皇后さまは骨折前に日課としていた散策で疲れを見せるなど、最近は体力の低下をうかがわせる場面も増え、上皇さまが「大丈夫?」と声をかける場面が多くなった。 元日に発生した能登半島地震の被災地を心配して、年初からしばらくは外出を控えた。4月に昭憲皇太后百十年祭に伴い明治神宮を参拝した際には、女性護衛官の腕につかまって歩いていた。5月に訪れた旧日光田母沢御用邸や、8月に足を運んだ長野県軽井沢町では、上皇さまと手をつないで歩く姿が見られた。(山口登史) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。