警察当局が関連を捜査している事件

 首都圏で相次ぐ強盗事件で、男1人が神奈川県警都筑署に出頭し、千葉県内で起きた事件への関与を示唆する話をしていることが18日、捜査関係者への取材で分かった。千葉県警が同県市川市で住宅が荒らされ女性が連れ去られた事件との関連を調べる。8月以降、手口が共通する10件超の事件が発生し、一部は指示役の通信アプリのアカウント名が一致。警視庁と埼玉、千葉、神奈川の3県警は18日に合同捜査本部を設置し、闇バイトを実行役とする犯罪グループの実態解明を急ぐ。

 強盗事件の複数で、指示役が「夏目漱石」「赤西」「ジョジョ」など通信アプリの同じアカウント名を使っていたことも捜査関係者への取材で判明した。

 市川市で17日朝に明らかとなった住宅荒らし事件では、住人の女性(50)の行方が分からなくなったが、同日夜、埼玉県内の宿泊施設で保護された。千葉県警は、監禁容疑で住所職業不詳の藤井柊容疑者(26)を現行犯逮捕。少なくとも他に2人が関わっているとみている。

 県警によると、女性は就寝中に襲われ、車で連れ去られた。

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