監禁容疑で現行犯逮捕された藤井柊容疑者㊨(17日午後11時58分、千葉県市川市)=共同

17日午前7時ごろ、千葉県市川市柏井町の住宅で、居住する女性(72)から「室内が荒らされている」と110番があった。捜査関係者によると、1階の窓ガラスが割られ、女性の財布から現金がなくなっていた。同居の長女(50)と連絡が取れなくなったが、埼玉県川越市の宿泊施設で保護された。千葉県警は住所職業不詳の藤井柊容疑者(26)を監禁容疑で現行犯逮捕。住居侵入と窃盗の疑いも視野に調べる。

首都圏で相次ぐ強盗事件との関連も捜査する。長女はけがをしており、病院に搬送されたが意識はあるという。逮捕された男と共に複数の人物が住宅荒らし事件に関わったとみて、千葉県警が追及する。

県警によると、夜勤明けの女性が午前7時前に帰宅すると、玄関の鍵が開いていた。室内に入ると、金庫が物色された形跡があり、たんすの引き出しが抜き出されて放置されるなどしていた。捜査関係者によると、侵入者が持参したとみられるハンマーや粘着テープもあった。住宅敷地内に止めてあった一家の車がなくなっていた。

現場はJR船橋法典駅から北に約1.6キロの住宅や畑が点在する地域。近くに住むパートの男性(64)は「近隣では今年に入り、屋根の修繕や塗装の業者を名乗る人物が何度か現れた。今思うと、下調べだったのかも」といぶかしんだ。〔共同〕

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