第一三共ヘルスケアは15日、解熱鎮痛薬「サリドンA」3万1410箱を自主回収すると発表した。有効成分の一つの「カフェイン水和物」の含量が使用期限内に、承認規格の下限値を下回ることを確認した。重い健康被害が生じる恐れはないとみており、現在までに健康被害の報告もないという。

 回収対象は製造番号が「210230」で、使用期限は2025年6月。21年11月から22年5月に出荷し、10錠入りと20錠入りがある。使用期限は製造から4年後だが、3年経過した時点でカフェイン水和物が下限値を下回るのを確認した。

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