東京電力は14日、福島第1原発にたまる放射性物質トリチウムを含む処理水の今年度5回目の海洋放出を終えたと発表した。昨年8月の放出開始以降、通算9回目。9月26日に開始され、海水で薄めた処理水約7800トンを、海底トンネルを通じて約1キロ沖合に流した。

年度内はあと2回計画されている。東電や国などは海水や水産物のトリチウム濃度測定を続けているが、国の基準値を大幅に下回っている。

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