1995年に起きた阪神大震災の犠牲者を追悼し、記憶を次世代に伝えるために慰霊碑などを歩いて巡る「震災モニュメントウォーク」が13日、神戸市内で開かれた。約50人が参加し、児童が犠牲になった小学校や鳥居が倒壊した神社などを巡った。

 「火事が起きたのでプールの水をバケツリレーで運んだ」「亡くなった子をよく知っている。しゃべれないくらい落ち込んだ」。市立小でPTA会長をしていた小坂進さん(80)は、亡くなった児童の数と同じ6本のサザンカの木と追悼の碑のそばで自身の経験を語り、参加者は耳を傾けた。

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