元日の能登半島地震と9月の記録的豪雨で大きな被害を受けた石川県珠洲市馬緤町で13日、「キリコ」と呼ばれる灯籠とともに練り歩く「馬緤キリコ祭り」が開かれた。地区では豪雨のため断水が続くが、住民から「地元を離れた人に、元気にやっていると伝えたい」といった声が上がり、開催が決まった。住民らは約9メートルのキリコを押して巡行。町の健在ぶりをアピールした。  キリコ祭りは能登半島各地で夏から秋にかけて開かれる風物詩。今年は地震の影響で、中止が相次いだ。馬緤町は断水に加え、地震のため大幅な人口減少に悩む。がれき撤去などが終わっておらず、安全に配慮して夜の祭りを取りやめ、巡行ルートを変更した。


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