元日に発生した能登半島地震で被災した石川県七尾市で13日、地震のため延期した二十歳の集いが約9カ月遅れで開かれた。色とりどりの着物やスーツをまとった354人が市内のホールに集まり、再会を喜んだ。

 式典の冒頭、地震犠牲者に黙とう。実行委員長の片倉聖人さんは「街や文化が被災し、未来への希望さえも見失いかけたが、多くの人々が必死で支え合う姿を目の当たりにした。集まった一人一人がこの経験を次の世代に語り継ぐ責任を持っている」とあいさつした。

 名古屋市から参加した船木光さんは「中学卒業以来初めて、同級生と集まり、地震後もみんな元気に生きていることが分かって安心した」と顔をほころばせた。

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