福岡県飯塚市で1992年、小学1年の女児2人が殺害された飯塚事件を題材にした映画「正義の行方」の舞台あいさつが28日、福岡市中央区の映画館であり、元NHKディレクターの木寺一孝監督が「事件や再審制度の仕組みを知ってもらいたい」と呼びかけた。

 映画は、2008年に刑が執行された久間三千年元死刑囚=執行時(70)=の再審請求に携わる弁護士や元捜査員、事件取材や検証報道に関わった西日本新聞記者へのインタビューで構成される。木寺監督は「それぞれの立場にある正義を掘り下げると、何かあるのではないかと考えた」と狙いを明かした。

 27日から順次、全国で公開される。

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