歌舞伎町の大久保公園周辺の路上では売春目的の客待ちが問題となっていて、警視庁は集中的に取締りを行うなどしていますが、依然として客待ちをする女性は後を絶たないということです。

警視庁によりますと、去年1年間に逮捕した140人のうち、4割以上はホストクラブなどでの遊興費や飲食代をホストが立て替える「売掛金」の返済が目的だったということです。

こうした中、警視庁は10日、対策会議を開き、半田正浩 保安課長が「検挙された女性が必要な支援を受けられるよう、悪質ホストからの呪縛や売掛金の負債といった心のSOSを見落とさずに、1人でも多くの女性を更生につなげてほしい」と指示しました。

そして大久保公園の周辺で警察官や都の職員などが合同でパトロールを行い、「客待ちは法律で禁止されています」と呼びかけたり、周辺にいた女性たちに声をかけたりしていました。

最近では、客待ちの様子を見に来る「やじ馬」もいるということで、警視庁は今後もパトロールや取締りを強化していくとしています。

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