今月12日に宮城県で開かれる「全国消防操法大会」は、全国の消防団員が都道府県対抗で放水の技術などを競うもので、「消防団の甲子園」とも呼ばれています。
東京都からは、品川区の「大井消防団」が出場することになっていて、8日は、都の水道施設を使って直前の訓練が行われました。
競技では、長さ20メートルのホースどうしをつなぎ合わせて的に放水するまでのスピードや、水の流れがさえぎられないようホースを整えながら伸ばす手際なども採点項目になります。
代表の4人は、それぞれ自営業や会社員、中央省庁勤務など、昼間の仕事を抱えていますが、夜間や休日の時間を使い、週3回の訓練を重ねているということです。
総務省によりますと、全国の消防団員の数は今年度、74万人余りと過去最少となり、担い手不足も課題になっています。
大井消防団の鈴木雅也さんは「仕事の時間を削る必要もあり、負担もありますが、活動にやりがいを感じています。全国優勝を目指して頑張りたい」と話していました。
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