文部科学省は8日、2024年度の公立小中高校の教員採用試験で日程を早期化した効果について、調査結果を明らかにした。受験者数が23年度より増加した自治体と減少した自治体に分かれ、前倒しの効果は限定的だった。文科省は、近隣自治体と試験日程が重なったことが影響した可能性があると分析。今後、自治体間で日程調整の必要があるとしている。
文科省は、早期化する民間採用に対抗し教員のなり手を確保するため、24年度実施の試験は従来より1カ月ほど前倒しして6月16日を目安に実施するよう要請していた。
調査は、5~7月に試験を実施した自治体をそれぞれ4自治体ずつ抽出した。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。