巡視船つるぎに搭載されたものと同種の機関砲。砲身(複数の管状のもの)を先端部分で束ねて固定するための部品が落下した(酒田海上保安部提供)

 8日午前11時45分ごろ、山形県酒田市の酒田港から約34キロ沖合の日本海で、酒田海上保安部所属の巡視船つるぎ(220トン)が20ミリ機関砲の実弾射撃訓練をしていた際、機関砲の砲身を束ねるための部品一つが海に落下した。海保によると部品自体に危険性はなく、人的被害の報告もないという。

 落下したのは6本ある砲身を先端部分で束ねて固定するための部品。乗員がその場で気付き訓練を中止した。この日はつるぎ単独で定期訓練を行っていた。つるぎに搭載された機関砲はこの1基で1日に事前点検した際は異常なかったという。

 海保は落下の原因を調べている。現場付近の水深は約450メートルあり部品の回収はしない。

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