埼玉、東京両都県で相次ぎ発生した強盗致傷事件で、埼玉県警が強盗致傷容疑などで公開手配した住所、職業不詳、森田梨公哉容疑者(24)とみられる男が新潟県内で確保されたことが7日、捜査関係者への取材で分かった。森田容疑者は所沢市や国分寺市で起きた事件に実行役として関与した疑いがあり、埼玉県警は容疑が固まり次第、逮捕する方針。

所沢市の事件は1日未明に発生。同市北野新町の住宅に男4人が侵入し、「お金早くしろ」などと男性(85)と妻(83)を縛った上、刃物で切り付け、現金8万円などを奪い逃走した。

この事件で県警は実行役として強盗致傷容疑で20~40代の男3人を逮捕し、森田容疑者を残る1人とみて公開手配。警視庁が被害品を使って買い物をしようとした別の男を逮捕した。

県警によると、森田容疑者は事件後、車で東京都小平市のJR武蔵野線新小平駅付近まで移動。タクシーに乗り、1日午前3時すぎに同東村山市内の防犯カメラに映っているのが確認された。

その後、1日午後になって再びタクシーに乗車していたという。

捜査関係者などによると、県警は所沢市の現場付近で森田容疑者が運転していたとみられる車を押収。前日の9月30日に国分寺市で発生した強盗致傷事件でも同じ車が使われたとされ、県警と警視庁は同容疑者が両事件に関与しているとみて行方を追っていた。

埼玉県所沢市で発生した強盗事件に関与したとして公開手配された森田梨公哉容疑者(県警提供)

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